安藤杳子の本の話。

お部屋の中からこんにちは。

雑記

ある晴れた日の断章(『ポートレート・イン・ジャズ』『万延元年のフットボール』『ダンス・ダンス・ダンス』)

万延元年のフットボール。一年以上かけて読んでいる。再読だ。いつになったら読み終わる?大江健三郎のねちっこいほどの文章。生きた茎を切ったときの粘液のようだ。それがまた癖になるんだけれども。 * 最近は村上春樹の『ポートレート・イン・ジャズ』を…

飛んでる鳥の影はどこ?

暑くなって来ましたね。 普通のことを書きたくなって書いています。 今日は用事で、姫路へ行っていました。 本屋へ寄って、『吉行淳之介ベストエッセイ』を持って、カフェへ。 ピオレの3階?のカフェでぼんやり駅前の通りを見ていました。 普段着の人、仕事…

東海道本線でみた親子の話。

本や映画の話ではないですけれど、ちょっと記憶にある情景を。 大学生のころ、青春18きっぷを握って本州一周をしたことがありました。JR東海道本線でひたすら東に向かうなか、私は近づいてくる富士山の姿を見ようとして、一番前の車両に座っていました。そ…

「ラビング 愛という名前のふたり」〜「古代ギリシア展」 

今日はシネリーブルで「ラビング 愛という名前のふたり」を鑑賞。 この映画は、アメリカで初めて異人種間の結婚が裁判で認められるまでの実話を元にしたものでした。理不尽だと憤りながらも、なぜ違法なのか?と権利を強く主張するためではなく、あくまで「…